ロケット団の栄光が発売される日から、環境が変わると予想されています
その元凶が新弾のロケット団の監視塔と、ジムプロモのコダックの存在です


どちらも強力な効果をしており、環境に影響を及ぼすとされていますが実際のところはどうなのか考察していきたいと思います
現在の環境
2025年4月13日時点でのTier表がこんな感じ

上位デッキの50%以上がライコポン、ドラパルト、サーナイトが占有する環境となっています
Tier3として様々なデッキが環境に点在していて、よく言えば?いい環境と言えるのかもしれません
今回はこのTier表に存在するアーキタイプに絞って、各カードへの対策などを考察していきます
ロケット団の監視塔とコダックについてはこちらの記事でも考察しているので、よければ見てみてください
ロケット団の監視塔

- 環境に多い無色ポケモンの特性を消すことができる
- 役割対象
⇨ヨルノズク、スピンロトム、メタモン、イキリンコ、ノココッチ、ピジョット、ガチグマ、バイウールー
影響を受けるデッキ
- タケルライコ…ヨルノズク、スピンロトム、メタモン、イキリンコ
- ドラパルト…イキリンコ、ガチグマ
- ブリジュラス…バイウールー、ノココッチ、イキリンコ
- リザードン…ピジョット、ヨルノズク、スピンロトム、ノココッチ
- サーフゴー…ノココッチ
- テラスタルバレット…ヨルノズク、スピンロトム、メタモン、ガチグマ
- 毒軸…イキリンコ、ガチグマ
- バクフーン単…ノココッチ
この量を見ると、環境に与える影響は大きいように感じます
特にタケルライコ、リザードン、テラスタルバレットは構築の見直しが必要になります
先攻1ターン目に監視塔を貼られてしまうと、スピンロトム・メタモン・イキリンコ全ての特性が消えてしまうので、展開がかなり苦しくなりそうです
対策
スタジアムを多めに採用
そもそもの引ける確率を上げるために多めに採用しておくことで、張り替えて特性を使える可能性が高まります
多く入れる場合3枚以上入れたいと考えられるので、その分デッキの枠を空ける必要があるのが課題です
スタジアムをサーチできるカードを採用




これらのカードを採用することで、張り替えが容易になります
しかし、これらのカードが自然に採用される構築ではない限り、これまでの構築から変化させる必要が出てきます
パオジアンを採用

特性『ゆきにしずめる』によってスタジアムをトラッシュできるので、ハイパーボールからトラッシュを狙うことができます
ハイパーボールが3.4枚入るデッキであれば簡単に採用できることが強みです
ただ、出すことでベンチ枠が狭くなってしまうので、ベンチに余裕があるデッキでないと採用が難しいです
ゼロの大空洞が採用されるデッキでは、ダメカンの乗ったポケモンをトラッシュしたり、パオジアンを一緒にトラッシュすることで縛られる対象を消したりということもできます
メガトンブロアーを採用

現状トレーナーズでスタジアムに干渉できるのがメガトンブロアーだけです
ルギアがいないこの環境では、エーススペック枠をこれに割いてまで採用することは無さそうです…
ダイオウドウ・古びたかいの化石を採用


これらをバトル場に出すことで相手はスタジアムを出すことができなくなります
ただ、ダイオウドウはそもそも1進化なので、ダイオウドウのデッキではない限りわざわざ入れないですね笑
かいの化石に関しては、グッズとしてサーチできることが強みではありますが、デッキ枠を空けて、バトル場に出すまでの手間をかけて、防ぐことしかできないというところが苦しいです
無色ポケモン以外でシステムを担う
そもそも無色ポケモンを入れないことで、監視塔の影響を受けないようにできます
しかし、その分デッキパワーが落ちたり、構築に歪みが生じたりする可能性があります
主なシステム候補としては
- ドロー特性のポケモン(ドロンチ、サーフゴーなど)の採用
- ドローサポート(博士の研究、ナンジャモ)の多投
- ポケギア、シャリタツの採用
コダック
コダック

- 『カースドボム』を防ぐことができる
- ポフィン対応
- 役割対象
⇨ヨノワール、サマヨール、レアコイル
影響を受けるデッキ
- ドラパルト…ヨノワール
- 雷軸…レアコイル
- リザードン…ヨノワール
少なくはありますが、『カースドボム』によってボムドラパに不利を取るデッキも多くあったので、コダックが採用される可能性も多くありそうです
しかし、ベンチ枠を埋める関係上、採用についてはよく検討する必要がありそうです
特に『カースドボム』を防ぎたいデッキではベンチ狙撃が厳しいことも多いので、シェイミと両採用ともなるとベンチ枠が2枚も埋まってしまいます
その為、環境をよく見てコダック・シェイミ共に必要かどうかをよく検討する必要がありそうです
対策
クレッフィを採用
クレッフィの『いたずらロック』によって、相手のコダックの『しめりけ』を消すことができます

さらに、みどりのめんやスピンロトム、マシマシラの特性を消すことができるのも強みです



しかし、自分の場の特性も消えてしまうので、シェイミやキチキギス、ルチャブルの特性が消えてしまうことも注意が必要です



雷軸はたねexが多いので、クレッフィの採用は難しそうです…
また、クレッフィの効果を発動させるためにバトル場に出す必要があるので、逃げるエネルギーを用意したり、後で入れ替えたりなど、特性を発動させるためにハードルも存在します
クレッフィを採用する場合には、緊急ボードなど入れ替えを容易にするカードを多めに採用したいです

逆にコダックを採用する側としては、クレッフィ対策としてゴルダックの採用も検討できます

進化することで特性を止められることが無くなるので、展開させてから進化することで相手のヨマワルラインを置物にすることができます
ただ、その分枠が必要になるので、実際に採用されるかは環境次第になりそうです
『ファントムダイブ』で乗り越える
巷で言われているのが、ルチャブルの『フライングエントリー』の10+『ファントムダイブ』の60で倒すというものですね
しかし、これはタンカやお守りで対策されることに加え、コダックが攻撃対象になることで他のポケモンを1ターン生き延びさせられたと考えられるので、コダックを入れる甲斐があるように感じます
ヨノワールラインの枚数を減らす
これはデッキパワーが下がる可能性があるので環境次第になりますが、そもそも『カースドボム』の比重を下げて、他の攻撃に重きを置くという構築の変化もあるかもしれません
ドラパルトの攻撃回数を増やせるようにしたり、リザードン以外の非エクのアタッカーを用意したりするなど、変わった構築が出てくる可能性もあるので楽しみです
まとめ:そんな変わらなそう
環境を見て対策等を考察してみましたが、正直環境としてはあまり変化がないような気がしています
書いてきたように対策としては色々上げられるので、宝石型もボム型も変わらず環境には蔓延っていそうです笑
しかし、どちらの影響も受けていないサーナイトやオーロンゲメノコマシラなどは、相手に対策を押し付けて更にシェア率を増やす可能性もありそうです
次の環境で今シーズンの大会はPJCS・WCSを除いて終わりになるかと思うので、最後まで楽しんでいきましょう!!
では、またどこかの記事で!
おーしーまいっ
ポケモンカード公式サイトより画像を引用しております
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